■ あざーサイド:マイしすたー 〜アイかわらずなボクら〜■

 本文一部紹介いたします。








 部屋の中央には走り高跳び用のマットが積み上げられている。ハードルや白線引きが隅の方に固められていて、棒高跳び用のバーや用具、砲丸なども転がっている。
 授業で道具の片付けに入った事はあるけど、こういうものがいっぱいある場所というのはわくわくしてしまう。
 でも今の僕の胸が高鳴ってるのは、それとは違う理由なんだろう。
「今日の鍵閉めはあたしだから。ちょっと埃っぽいけどまあ、その辺は我慢しなさい」
 ねーちゃんの声は、とても近い。荒い息が、頬をくすぐってくる。マットの山に背中を預けて腰を下ろした僕の太股の上に、ねーちゃんが馬乗りになっているからだ。
 小さい窓がいくつかあるだけの場所だから、昼、間でもどこか薄暗い。そんな中で、僕を見下ろしてくるねーちゃんの顔だけがはっきりと見える。期待と興奮で真っ赤になってるのがよくわかる。
「絃斗……ん……」
 僕の視界はすぐに、その顔色に染め上げられてしまう。唇に、馴染んだ厚い感触。直ぐに割り入ってきたねーちゃんの舌を、僕も舌を絡めて受け止める。
 ちゅぱちゅぱと、僕らの口から出てる恥ずかしい音が、この体育倉庫の中に響いてる。
「ねーちゃん……その、大丈、夫……?」
「んむ……、ちゅ、ん……何、が……?」
「外に、聞こえたら……」
 してる事も恥ずかしいけど、もし音が誰かに聞こえたら。そんな事を考えると、頭の奥が燃えそうなくらいに熱くなってしまう。
「大丈夫よ。ここ、入り口からなら陰になって直ぐには見えないから」
 一度唇を離したねーちゃんが、そう言ってにんまりと笑う。
 確かに今僕が背中を預けてる高飛び用のマットは、人の高さくらいまで積みあがっている。僕の方から入り口はまったく見えないから、向こうからも同じ事だと思う。
「まあ、何かあったらマットの隙間にあんた押し込んで誤魔化すわ」
「や、それって僕潰れるんじゃ……」
 それに音の問題の解決には何にもなってないと思うんだけど。
 そんな疑問を遮るように、ねーちゃんが僕の上から体を脇によけると、その右手が僕のジーンズのファスナーにかかる。
「大体、あんただって限界でしょーが」
「う……」
 パンパンに張り詰めてしまってるそこは、ただでさえ脱がせにくいと思うのに、ねーちゃんはあっさりとファスナーを下ろしてしまった。
「おーおー、元気にしちゃって」
 そう笑いながら、指がトランクスにかかる。
「ほら、腰浮かせなさい」
 いわれてお尻を浮かせるが早いか、僕のジーンズとトランクスはあっさりと引き摺り下ろされてしまった。
「あは、すごいすごい……!」
「うぅ……」
 むき出しの僕の股間に顔を寄せて、ねーちゃんがけらけら笑ってる。そりゃここ一ヶ月くらい暇さえあればシてたから、慣れたものかもしれないけれど。
 でも恥じらいとか照れとかそういう物は一体どこにすっ飛ばしちゃったのさ、ねーちゃんてば。
「なーによ? どーせあんたの考えてる事なんかわかってるんだけど?」
「はうっ!?」
 むぎゅ、と。
 思い切りよく僕のモノを掴んで、ねーちゃんが眦吊り上げてる。
「あんただって、実の姉に向かってこんなにおちんちんバキバキにおっ勃ててるくせに」
「ね、ねーちゃんがそれ、言う……?」
「言うわよー? だって、ね」
 そう言ってねーちゃんの手が僕のモノをゆっくりとしごきだす。それだけで、僕の腰から力が抜けてしまう。
「お互い、どうしようもない変態なんだもの。そうでしょ……?」
 耳元に寄せられたねーちゃんの唇から、熱い吐息が零れてくる。効果は抜群で、抵抗なんか出来やしない。僕の理性はその一言で、あっさりと殺されてしまう。
 体の方も、ねーちゃんの指のなすがままだった。痛くなるぎりぎりのラインで掴まれてるから、ものすごい圧迫感と熱が襲ってくる。僕の頭はあっさりと煮立って、感覚がそこに集中してしまってる。
 人差し指と親指で作った輪っかで、雁首の手前まで擦り上げて、一気に引きおろされる。かと思えば、裏筋を擦り上げられたり、先っぽをぐりぐりと押さえつけられたり。
「絃斗はここが弱いのよねー」
「くぅ……!」
 尿道に浅く指先を押し込まれて、下半身に電流が走り抜けた。もう僕の弱点は全部ねーちゃんに知り尽くされていて、犬がお腹を見せて寝転がっているようなものかもしれない。
 そうやってねーちゃんの手でされてる内に、どうにも我慢できなくなってきた。腰がふるふると震えて、もっと気持ちよくなろうとモノをねーちゃんの手に押し付けてしまう。
「だーめ、よ」
 でもそんな僕の気持ちなんかねーちゃんはお見通しで、あっさりと手が離れていってしまう。
「うう、ねーちゃん……ひど」
「こらえ性無いわねー? 先に自分だけ気持ちよくなる気?」
 そう口を尖らせて、ねーちゃんは体勢を変えた。僕の足の間に向かい合って腰を下ろして、背中を壁に預けてる。
 ゆったりした生地のシャツとハーフパンツなのに、しっとりと汗で濡れているせいか、ねーちゃんの立派な胸の形が浮かび上がってる。
「またそんなところばっかり見て」
 笑いながらねーちゃんは、ハーフパンツに手をかける。一度腰を浮かせてするりと抜き取ると、右手で二度三度とそれを振り回して、
「被せたげよっか?」
「……止めてください」
「つまらないわねー。けど、ま、もっとも……」
 ねーちゃんはショートパンツを丸めて脇へ投げ捨てて、両足を大きく広げると、また僕の足の間に腰を下ろした。
「絃斗の視線、ここに釘付けだものね?」
 ねーちゃんの言う通りだった。反論なんか一言だって出来やしない。
 シャツの下には、もう何も身につけていなかった。体が火照っているんだろう、少し赤く色づいたねーちゃんの腰が、尻が、股間が全部僕の目の前にさらけ出されてる。
 こんな関係になる前は、小さい時のお風呂で少し目にした位だった。あの頃とは全然違う、成長した女の肉付きをしたねーちゃんの下半身。ソコを撫で回したい。唇をつけたい。舌で味わったい。僕の体を隙間がなくなるまで擦り付けたい。弟が思っちゃいけない恥ずかしい欲求が、次から次へと湧き上がる。
「はあ……んむ……なんか、これだけでイっちゃいそう……」
 ねーちゃんが自分の右手の指を嘗め回す。人差し指も中指も、薬指までもねっとりと、根元まで舌を這わせて唾液まみれにしていく。
「あんたにして貰うのもとっても気持ちいいけど、ね……」
 そう言って、舌から離れた右手の指が、ゆっくりと下に降りていく。臍を通り過ぎて、髪より濃い色の茂みを掻き分けて、その奥へと。淡い桃色の入り口を、人差し指と薬指でゆっくりと押し開いていく。
「すごいでしょ? もう、今日はずっとこうだったの……走ってるの、あんたに見られてるって思うだけで、ずっと……」
 くちゅり。そんな音が聞こえた気がした。熟れきったねーちゃんのアソコの奥へ、中指が潜り込んでいく。
 隠すつもりなんか欠片もなさそう。僕が見つめれば見つめるほど、ねーちゃんはよりいっそう股を開いて、隅々まで見せ付けてくる。







 この続きは当日、本編でお楽しみください。

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